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IP-66防水グランド特殊品の事例

大阪電機工業ではケーブルグランド(船舶用電線貫通金物)の製造をしています。

本製品は「船舶金物」、「防水用グランド」、「ケーブルグランド」など様々な呼び方がありますが同じものを指すことが多いです。

歴史がある分、地域や会社毎に呼び方が変わっています。

この名前は?これは何を指しているの?
お探しの商品が同じモノがご不明な場合は、写真や図面などで確認対応もいたします

基本的には、JIS F 8801船用電線貫通金物で、定められている規格を元に製造をしています。

 

 

ただ、
JIS F 8801の規格を元にしつつも、実際の使用する場面との兼ね合いから特殊品が求められるケースも多いです。

 

・マリンランプ、船舶照明を今までと異なるものを使用した場合に電線をどうすればいいか。

 

・電線の種類変更に伴い仕上がり外形が太くなってしまった、でも壁側の穴の大きさは変えられない

 

・過酷な状況で樹脂製のものではすぐ破損が生じる

 

など

様々な困った、特殊事例に対応する製品も製作をしています。

 

<特殊品製作時例1>
A形グランドにおける首の長さ(通称:L2)を長くしたタイプ


・設置する箇所の板の厚みが分厚いときに使用されます。
・ナットを使わずにネジ部のみで設置する場合も強度の兼ね合いから長いものを求められるケースもあります。

 

 

<特殊品製作事例2>
首部のネジ径と中の電線径が規格通りでない組み合わせ用の異径グランド

 

・修理や改造の際に従来使用して電線径から、太いものに変わった場合
・逆に細い電線径を使用する事となるが、盤側のネジを小さくできない場合

など
様々な困った、特殊事例に対応するものも製作をしています。

 

 

 

<特殊品製作事例3>

一部のパーツだけの素材を変えたい

 

・本体の材質をステンレス製(SUS304)に変えたい

・中のワッシャー(座金)を鉄のものから真鍮製に変えたい

・パッキンを製品交換時に破損してしまった

こんなお悩みの場合は、パーツだけの納入も可能です。

セット品だけでなく、一部のパーツだけでも納入できるのは、製造メーカーだからこその強みだと自負しています。

 

 

船で50年以上使用されて生きているものなので、性能、実績は間違いありません。

 

金属製のものも多く扱っているので、低温環境・高温環境でもお使い頂けると製品をご提供できます。

 

船舶用グランド関係でお困りの場面、お探しの商品がありましたら
お気軽にお問い合わせください

 

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大阪電機工業株式会社

OSAKA ELECTRIC IND. CO.,LTD.

船舶用照明のガードを金属製に交換した例

今回は、過去にお問い合わせ頂いた例をご紹介します。

当初、金属製(鉄製)の照明器具を導入を考えているというご相談を頂きました

 

最初に検討されていた照明器具P1S2形作業灯

しかし、本体が鉄鋳物製、ガードが真鍮製と金属製の照明器具のため1台につき5~6kgの重量になり、
計63台を天井や壁などへ設置すると設置面への負担の観点から難しい・・・という結論になりました。

設計上、難しい事をお伝え頂いた際に、改めて、「必要な性能」、「使用環境」を伺った結果

・樹脂製では耐久性に不安があるが、想定されるのはガラス部分に当たっての破損

を危惧して、金属製照明器具を候補として考えていた

ということで、

NS-SA1形樹脂製作業灯をガード部分は真鍮金属製にしてご提案し、無事採用頂きました。

写真は、ガード=樹脂製のタイプ

金属製ガード(真鍮製)

 

船舶用照明器具では、現在では軽量化やコストの観点から樹脂製の製品が多く使用されます。

しかし、パーツのみを交換してガードのみを真鍮製、グローブ部分を樹脂製やガラス製に交換など
一部のパーツを環境に合わせて仕様変更することも可能です。

 

当然、コスト面でも、全パーツ金属製よりも経済的な手段です。

 

・インテリア/空間作りとして、ガードのみ金属製を使用して金属製ほどの重々しい雰囲気を抑えつつ
おしゃれな雰囲気を出すという場合もあります。

 

本来の防水性能、特殊な環境に使用出来る性能を活かしつつ、実用的な方法をご提案をした例でした。

 

 

金属製船舶照明・マリンランプの紹介ページ

樹脂製船舶用作業灯・天井灯・マリンランプの紹介ページ

樹脂製船舶用壁付灯の紹介ページ

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