船舶用照明のガードを金属製に交換した例
今回は、過去にお問い合わせ頂いた例をご紹介します。
当初、金属製(鉄製)の照明器具を導入を考えているというご相談を頂きました
最初に検討されていた照明器具P1S2形作業灯
しかし、本体が鉄鋳物製、ガードが真鍮製と金属製の照明器具のため1台につき5~6kgの重量になり、
計63台を天井や壁などへ設置すると設置面への負担の観点から難しい・・・という結論になりました。
設計上、難しい事をお伝え頂いた際に、改めて、「必要な性能」、「使用環境」を伺った結果
・樹脂製では耐久性に不安があるが、想定されるのはガラス部分に当たっての破損
を危惧して、金属製照明器具を候補として考えていた
ということで、
NS-SA1形樹脂製作業灯をガード部分は真鍮金属製にしてご提案し、無事採用頂きました。
写真は、ガード=樹脂製のタイプ
金属製ガード(真鍮製)
船舶用照明器具では、現在では軽量化やコストの観点から樹脂製の製品が多く使用されます。
しかし、パーツのみを交換してガードのみを真鍮製、グローブ部分を樹脂製やガラス製に交換など
一部のパーツを環境に合わせて仕様変更することも可能です。
当然、コスト面でも、全パーツ金属製よりも経済的な手段です。
・インテリア/空間作りとして、ガードのみ金属製を使用して金属製ほどの重々しい雰囲気を抑えつつ
おしゃれな雰囲気を出すという場合もあります。
本来の防水性能、特殊な環境に使用出来る性能を活かしつつ、実用的な方法をご提案をした例でした。
必要とされる場面、製造の可否、使用方法などご不明点ございましたら、お気軽にご相談ください
大阪電機工業株式会社
OSAKA ELECTRIC IND. CO.,LTD.